卵子凍結は仕事や勉強を理由に妊娠や出産を諦めない
「生み時を選ぶ」ための治療です。
若い卵子を凍結保存しておいて、妊娠希望の時に解凍して利用するという
新しい選択肢をご提供します。
この卵子凍結があなたの夢につながりますように。
本ページは社会的卵子凍結のご案内ページになります。
医学的卵子凍結(妊孕性温存)ご希望の方はお電話にてご予約をお願いいたします。
このページをご覧のあなたはこんな思いを持ったり、 興味があったりするのではないでしょうか 。
仕事、恋愛、キャリア、生み時の選択、将来への不安など現代社会を生きる女性たちの抱える問題はさまざまです。「卵子の老化」という言葉が注目され、女性には男性より安全に妊娠できる時間が短いことが広く知られるようになりました。しかし、それはわかっていても、一人で子供ができるわけじゃないし、今生むのは考えてないし。いまの勉強や仕事と、出産子育ての両立が難しい……。
そんなお悩みへの一つの解決策として、
“将来使うために今、卵子凍結をする“という選択肢があります。
将来子供が欲しいと思ったときに使うための卵子を若いうちに取り出して凍結保存しておくことです。
将来、その時が来たらそれを使って体外受精で妊娠・出産する、という「卵子凍結」を希望する女性が増えてきました。卵子凍結とは、もともと癌などの治療や病気等で将来、自然妊娠が難しくなる可能性がある若い女性に対して行われてきた治療です。こういった女性の未受精卵子凍結のことを医学的卵子凍結といいます。一方、病気や治療が必要というわけではないけど、若いうちの卵子を凍結しておいて、将来解凍してパートナーとの子供を産むために使うための凍結を社会的卵子凍結といいます。
当院は凍結卵子の保管先として卵子凍結保管サービス「Grace Bank」と提携しています。
(HP:https://gracebank.jp/about/)
凍結卵子は長期保管が見込まれるため医師の急病などでクリニックが閉鎖してしまった場合でも、凍結卵子はグレイスバンクで保管されているため、慌てて転院先をさがしていただく必要がありません。
また、転居に伴い当院への通院が難しい場合でも、グレイスバンクと提携している全国のクリニックへの凍結卵子の移送が可能です。
Grace Bankはさい帯血保管を行うステムセル研究所にあり、ステムセルの保管システムは23年間無事故を誇り、最新のモニタリング機器と厳重なセキュリティ設備で患者様の大切な卵子をお預かりします。
将来、凍結した卵子を使って体外受精をする際は全国にある提携クリニックにて凍結卵子を利用した不妊治療を受けることができます。
採取された卵子のうち成熟卵のみが凍結保存可能です。凍結された卵子の受精率、妊娠率には主に年齢による差があり、個人差も見られます。卵子解凍後の卵子生存率は40~95%との報告があります。
成熟した卵子は凍結時の物理的影響を受けやすく、融解時に必ず元通りの状態になるとは限りません。融解時の卵子生存率は 90%前後で受精卵と比較して低いといわれています
精子と受精させた場合の受精率は 75%前後で、融解卵子あたりの臨床妊娠率は 5 %前後といわれています。この妊娠率は技術の進歩とともに上昇してきています。先天異常児を出産する確率は自然妊娠と同様とされていますが、流産率は高い傾向にあります。
Cobo2008 | Cobo2010 | Rienzi2010 | Parmegiani2011 | ||
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母体 | 卵子ドナー | 卵子ドナー | 6個以上の卵子が得られた 43歳未満の不妊患者 |
5個以上の卵子が得られた 42歳未満の不妊患者 |
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採卵時年齢 | 26 | 26 | 35 | 35 | |
融解時卵子生存率 | 96.9% | 92.6% | 96.8% | 89.9% | |
受精率(顕微授精) | 凍結 | 76.3% | 74.0% | 79.2% | 71.0% |
新鮮 | 82.2% | 73.0% | 83.3% | 72.6% | |
移植あたり臨床妊娠率 | 凍結 | 60.8% | 55.4% | 38.5% | 35.5% |
新鮮 | 100% | 55.6% | 43.5% | 13.3% | |
融解卵子1個あたりの臨床妊娠率 | 6.1% | 4.5% | 12% | 6.5% |
Fertility and SterilityR Vol. 99, No. 1, January 2013 ASRMガイドラインより抜粋
排卵誘発に関しては体外受精治療(自費)と同じです。
・主な費用
初診料 | 約27,000円 |
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再診、診察、超音波、採血、投薬など | 50,000円~ |
採卵費用 | 220,000円(卵子が得られない場合は55,000円) |
凍結費用 | 33,000円/本(保存容器1本に最大3個まで: グレイスバンク移送までの凍結保存料金込) |
・初診からの合計金額:1回の採卵の凍結
卵子数:0個の場合 | 約130,000円 |
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卵子数:1~3個の場合 | 約300,000円 |
卵子数:4~6個の場合 | 約400,000円 |
卵子数:7~13個の場合 | 約460,000円 |
上記合計金額は排卵誘発内容によって異なるため個人間で誤差が出ます。ご承知ください。
体外受精治療(自費)と同じです。
これらの方針などは、日本産婦人科学会などの会告に準じて予告なしに変更する場合があります。
治療開始前に適正検査を受けていただき、健康な方で卵巣機能がある方が対象となります。また御本人がご希望された場合のみ治療となりますのでご家族様のご希望ではお受けできません。
卵巣や子宮にガンの疑いがある方は当プログラムをご利用いただけません。
適応検査の確認が終了し、排卵誘発刺激を開始してから採卵日の決定までに約2週間の間に2~3回です。採卵日の決定はその方によって変わります。採卵後は翌日以降2週間以内に採卵後の診察および、卵子凍結手続きに来ていただきます。
採卵日は半日お休みして頂く必要があります。
現金、クレジットの両方の支払い方法が可能です。
採卵日は月経から約10~14日目にあたることが多いです。ご希望の採卵日があれば先にご希望を担当医にご相談していただくことができます。
Grace Bankでは原則20歳から50歳のお誕生日年まで保管可能です。
パートナーのおられない方、未婚の方のための治療です。既婚者の方はご相談ください。
料金は下記の通りです
採卵基本料金 ¥220,000 個数に関係なし
凍結料金¥33,000/1本(3個)
です。別途初診料、診察料、排卵誘発にかかる費用があります。
おひとりのお子様に対して10-20個の卵子凍結が理想ですが、卵巣機能や年齢に応じて相談させていただきます。
残念ながら、すべて使えるとは言えません。凍結した卵子の融解時の生存率は90%前後で受精卵と比較して低いといわれています。凍結した卵子が、融解後に死滅、変性している場合があります。凍結した卵子が融解後に生存していても、その後の顕微授精、体外培養の過程で死滅、変性し、移植できない場合があります。凍結した卵子から発育した胚を移植しても、妊娠できない場合があります。
より多くの卵子を確保するために、排卵誘発剤を使用します。その為、個人差はありますが吐き気やお腹が張る、痛み等の副作用を伴う場合があります。また採卵までの約2週間は、数回の通院が必要となります。採卵当日に静脈麻酔をご希望の際はネイルアート等はすべてオフする必要性があります。そのほか、排卵誘発、採卵に伴う合併症をホームページ等でご確認ください。採卵の際に、出血が起こる場合があります。また採卵しても正常な卵子が採れない場合があります。
基本的には凍結卵子の①融解②受精③培養④移植または⑤凍結の料金となります。
これらは体外受精治療の料金となります。体外受精治療の料金をご参ください。