英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

カウンセラー・ナースコラム

はなぶさコラムス

遺伝的要因から不妊のカウンセリングを行う遺伝カウンセラー、心の専門家である心理カウンセラーからお届けするコラムです。 遺伝カウンセリング、心理カウンセリングの予定はこちらからご覧頂けます。

遺伝:不育症検査としての染色体検査(2009年4月)

 当院で不育症の検査を進めておられる方にお渡ししている検査リストがあります。
そのリストの一番下の欄に「染色体検査」という項目があります。
染色体検査は、不妊治療施設だけでなく、
一般には小児科や新生児科などで染色体の病気を疑われるお子さまに対しても実施されています。

 不妊治療を専門にしている施設で染色体検査を受けられる時期は、それぞれのご夫婦の状況により異なります。
当院では流産が2〜3回重なると医師より夫婦の染色体検査を提案されることが多いようです。
また、男性不妊外来では、無精子症や高度乏精子症の男性に受けていただいております。

 習慣流産の原因検索としての染色体検査は基本的にはご夫婦で受けていただいておりますが、
平日午前中の採血になっておりますので、ご夫婦一緒に来院いただけない場合もあるかと思います。
採血の日が多少ずれてもかまいません。結果がでるまでには3週間程度かかります。

 また、遺伝学的検査になりますので、いつ受けていただいても結果が変わることはありません。
ただ、染色体自体を治療することができず、一生変わらない結果がでる検査に対して、
ご夫婦それぞれの気持ちが異なることもあります。
検査を勧められたが、
「何がわかるのか不安がある」「どんなことがわかるのか事前に知ってから検査を受けたい」
「遺伝的なことがわかると家族や親戚にも問題が波及するのでは…」等、
心配なことがおありでしたら遺伝カウンセラーにご相談ください。
ご主人だけ、奥さまだけ、ご夫婦で、親御さんと、どなたとでも来談いただいて大丈夫です。

遺伝カウンセラー 松田圭子

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