英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

漢方・ヨガ・アロマの部屋

はなぶさコラムス

不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら

第89回 「7月のお知らせ&新コーナー登場 “アロマご利用患者さまのお声 “」(2012年7月)

1.今月の、おすすめの香り
2.今月の、アロマハンドマッサージDAY
3.新コーナー 『アロマご利用患者さまのお声』

【おすすめの香り・7月】  レモン(学名:Citrus limon) 
夏の暑い日、レモンのフレッシュでさわやかな香りは、気分をスッキリとさせてくれます!暑さで身体がだるい、頭がボーッとしてやる気が上がらないとき、お部屋に香らせておくと、シャキッと集中力が高まって活動しやすくなるでしょう。また、頭の混乱をおさめて冷静にする作用があり、手術や試験といった緊張を伴う大事な場面も落ち着いて臨むことができます。吐き気や気分の悪さを楽にしてくれるので、ティッシュに1~2滴落として近くに持っておくと安心ですね。一緒にローズマリーを合わせると、さらに爽やかな香りに。湿度の高い日本の夏を過ごしやすくするオススメのブレンドです。ぜひお試しください。

◆香りは、クリニック2F受付カウンターでお試しいただけます。
お立ち寄りの際は、お気軽に、香りを試してみてくださいね。

【アロマハンドマッサージDAY・7月】 
5日(木)、16日(月・祝)の、それぞれ、9時~12時に実施します。(10分間/500円) 治療にあわせたアロママッサージ利用方法、ご自宅でのセルフケアなど、アロマについて、さまざまなご相談をお受けしています。治療中のこころとからだをケアしていく 『臨床アロマセラピーマッサージ』 を体験できるよい機会ですので、どうぞお気軽にご利用ください。初めての方はもちろん、以前アロマハンドマッサージ体験済の方も、何度でもご利用いただけます。※事前予約優先。前日までの『事前予約』は、お電話ください。『当日予約』は、電話でなく、クリニック2Fへ直接お申し出ください。

★ 新コーナー ★
【アロマご利用患者さまのお声を、ご紹介させていただきます】

●Sさん(仮名・37歳)
通院を始めて1年半が経ち、不安、焦りが。周りからの言葉にも心が乱れて、治療のことが頭から離れなく、つらい日々だった。そんなとき先生から「リラックスして。こころとからだの健康が大切ですよ」とアドバイスをもらったことをきっかけに、アロマケアルームをたずねました。初めて受けた時、おどろくほどからだが楽になって、心が温かくなりました。それから、診察にあわせて、定期的に利用するようになり、心身が安定してくるのを感じられるようになりました。お気に入りは、ベルガモット(かんきつ系の、さわやかで鎮静効果が高い)の精油です。自分らしく過ごす気持ちを、取り戻すことができました、ありがとうございました!

※ 掲載にはご了承をいただいています。皆さんの参考になるなら、とご協力いただきました。
Sさんからは、ぶじご出産との連絡をいただきました、セラピスト一同こころよりお祝い申しあげます。

~臨床アロマセラピストより~
アロマセラピーの精油は、妊娠を呼び起こす「魔法のお薬」ではありません。けれど、心地よい香りとタッチングを通して、母体の心身を穏やかに保つことは、良質な卵子の生育や、着床の可能性を高める良好な状態をあとおしする、大切な要素です。不妊治療をはじめて間もない方、タイミング法や人工授精に備えて体内環境を整えておきたい方、緊張しやすい、採卵前後・移植前をリラックスして過ごしたい、最近よくイライラする、睡眠がとりにくいなど、臨床アロマセラピーは、様々な方に、それぞれの状況に合わせて、適切なケアをいたします。しあわせな出会いのお手伝いが少しでもできるなら、それがわたしたちアロマセラピストの最高の喜びです。どうぞお気軽に、ご相談ください。

●アロマセラピーとは
アロマセラピー(Aromatherapy)のアロマは、「芳香」、セラピーは「治療」を意味し、「芳香療法」と訳されます。植物の花、葉、茎、根、実、種子などから抽出された香り成分「精油」を用いて、自己治癒力を高める「自然療法」で、欧米では、「補完代替療法」として医療で幅広く行われています。その作用は大きく3つにわかれます。

<アロマセラピーによる作用>
・香りによる作用
ここちよい香りは、脳に刺激をあたえます。それによりイライラやかなしみといった感情はやわらぎ、幸福感、安心感が脳内に発生し、自律神経やホルモン、また免疫にも安定をあたえます。

※自律神経:交感神経(緊張のとき)と副交感神経(リラックス)の2つあり、無意識に体内環境を調整する神経
※ホルモン:臓器など各器官の働きを微調整する物質
※免疫:菌など外部からの侵入物からからだを守るシステム

・精油のもつ薬理作用
精油には、抗菌、抗ウイルス、抗炎症、鎮痛、鎮静、去痰、収斂、強壮・・・etc、様々な「薬理作用」が確認されています。そのため、欧米では治療の補助としても使用されています。

・アロママッサージによるタッチの作用
肌からやさしい刺激をあたえることで、副交感神経(リラックスのときに働く神経)が高まり、こころやからだにある「緊張」が次第にやわらいでいきます。それにより、痛み、冷え、不安、かなしみなどの不快な症状が緩和され、幸福感、安心感などここちよいからだの感覚を得ることができます。「肌と肌とのふれあい」は、安定した体内環境づくりにとても有効だと言われています。

●不妊治療におけるアロマセラピーの役割
治療中は、からだの負担だけでなく、イライラや不安といったこころの負担をともなうことがあります。また、「期待」と「不安」といった両極端な感情につかれて体調を崩してしまう方も少なくありません。こうした状態は、卵子の成長や着床にも影響をおよぼし、妊娠を妨げる要因になるとも報告されています。「風邪を引きやすくなった」、「眠りが浅い」、「疲労感が取れない」など、ストレスがからだにあらわれた時は もちろん、その予防は、治療開始とともに、並行して行っていくことはとても大切です。わたしたちが提供するアロマセラピーは、まず施術前にしっかりお話を伺い、お一人お一人そのときのこころとからだの状態に合った「香り」を選びます。そして、ゆったりとしたアロママッサージでこころとからだの緊張をやわらげ、自律神経やホルモンの状態を健全な状態に近づけていきます。

     
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臨床アロマケアルーム Life touch
セラピスト阿江未也子
 

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