英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

漢方・ヨガ・アロマの部屋

はなぶさコラムス

不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら

第70回 おなかを温めて、体の中からきれいに!(2010年12月)

12月になり、あっという間に1年の終わりが近づいてきました。そろそろ大掃除をしなきゃ・・と考えてらっしゃる方もいるのではないでしょうか?1年の汚れを落とすと、気持ちまですっきりきれいになった気がしますよね。
今回は体の中もきれいに!ということで、「便秘」についてお話します。

*便秘に悩んでいませんか?

便秘の原因には、・排便を我慢する・偏った食生活・不規則な生活・運動不足・特定の病気や薬の副作用の影響・加齢・過大なストレス、などが挙げられますが、特に深刻な不調ではない為、半ばあきらめて慣れっこになっていると言うことも良く聞きます。
女性に多いことも特徴です。では、どうして女性に多いのでしょうか?
それは、女性ホルモンに原因となる要素がありました。女性ホルモンの1つ黄体ホルモン(プロゲステロン)は、排卵から月経前に分泌が活発になるホルモンですが、このホルモンは、腸の筋肉の働きを低下させ、内容物の水分を吸収する働きがあるようです。そのため、分泌がさかんになると、腸の蠕動運動が悪くなり便も硬くなってしまいます。更に女性は、腹筋や横隔膜の筋力が比較的弱いことも原因の一つとして挙げられます。

*便秘は「お腹が冷えてますよ!」のサインかも?

また「季節の変化による不調」とも言われ、「冷え」が原因になることもあります。腸の働きは、リラックスするときに働く副交感神経(自律神経の一つ)によって高まります。が、冬場は気温が低下し、その影響を受けて末端の血管は収縮しやすくなり、体は副交感神経とは逆の働きをする交感神経(もう一つの自律神経)の働きが高まってしまいます。結果、腸の働きは抑制されてしまうことに(;;。さらに冬場は水分をあまり摂らなかったり、外出を控えぎみになり運動する機会が減ったり・・。冬場は便秘になりやすい季節なんですね。

*おなかを大事に温めてあげましょう!

おなかを温めると、当然内臓の血流はアップします。血流がよくなれば内臓へ充分な酸素と栄養が供給されるので、働きも良くなり丈夫になります^^。もちろん、子宮や卵巣の働きにも関係してきますので、温めることは、便秘を解消するだけではなく、卵を育てる、また赤ちゃんを迎える準備のためにもとても大切だということが言えます。
温める方法は、湯たんぽやホットジェル、カイロなどありますが、一番お手軽なものは「手のひら」です。これなら思いついたときにいつでも簡単にできますね♪ポイントは、手に力をいれないこと。力を抜いて、脱力したままただ置くだけです。おへそ周辺にじんわりと温かさを感じるまで続けてみましょう。

*「おなか」は体の中心!

漢方では、おなかを「お中」と書くそうです。これはおなかが体の中心で内臓があるため、体のなかでも一番重要なところだと考えるからだそうです。腸もその一つで、実は排出以外にも重要な働きがあります。病原菌やウイルスを撃退する免疫細胞や腸内細菌がたくさん存在し、私たちの体を病気から守ってくれています。が、便秘などによって腸内環境が悪くなると細胞や腸内細菌の産生も少なくなって免疫力も低下し、風邪やウイルスにも感染しやすくなります。12月はインフルエンザや風邪なども流行る時期ですので、おなかを温めてスッキリときれいにして、新しい年を迎えましょう!

*今月の香りとおすすめブレンドオイル!

今月の香りは、「オレンジ」です。どこか懐かしくほっと気持ちが温かくなる香りですよね。
実はオレンジには、腸の動きを促進する作用があります。そのほか、循環を良くするマジョラムや副交感神経を高めるラベンダーと合わせておなかを時計回りにゆっくりとマッサージしてください。♪次の日の朝にはおなかにうれしい反応があるかもしれませんよ^^

これからの季節は特におなかの冷えに気をつけて、体内環境を整え、寒さに負けない安定した身体を作っていきましょう!

*今月のハンドマッサージ日程のお知らせ♪

12月のハンドマッサージの日程は、
4日(土)・15日 を予定しています。お気軽にお越しください!

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ライフタッチ 神戸南店
プロフェッショナルアロマセラピスト 高倉里紗

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