はなぶさコラムス
遺伝的要因から不妊のカウンセリングを行う遺伝カウンセラー、心の専門家である心理カウンセラーからお届けするコラムです。 遺伝カウンセリング、心理カウンセリングの予定はこちらからご覧頂けます。
5月21日(木)に第66回『英の輪』を開催いたしました。
今回のテーマは『体外受精がんばってるけど、なかなかうまくいかないのは、なぜ?』でした。
【話題に上がったこと】
(治療について)
・体外受精を数回しているけれど、なかなか上手くいかない。これからどうしようか模索している。
・赤ちゃんができない原因が分からないので何をしたらいいのかわからない。
・卵がとれないのがつらい。
・卵巣刺激の注射を打っているときにマイナス思考になる。自分は一体何をしているんだろうと思う…。
・生理がこないことで、女として大丈夫なのかなと思ったことがある。悲しくなっちゃう。
・採卵後、身体がむくんだりひどい便秘になったりしてとてもしんどかった。
・若い時から多嚢胞性卵巣症候群の治療をしとけばよかったと後悔している。
・治療を一年休んだことは後悔しているけれども、その時期は必要な時期だったとも思う。
・妊娠判定までの間、どんな心持ちで過ごしたら良いのかな…。
・妊娠判定が陰性だったとき、家まで泣けないのが辛い。
(夫婦にまつわる話題について)
・治療当初、夫が何を考えているのかよくわからなくてよく喧嘩をした。
・自分に不妊の原因があるので夫には申し訳ないと思っている。
・子どもができないことで夫に別れを切り出したこともあるが、夫はそれはないと言ってくれた。この人しか居ないと思った。
(仕事と治療の両立について)
・急に診察の予定が入るので仕事が休みづらい。
(当院について)
・ヨガがおすすめ。受講料もお手頃だし、妊娠するためにやったらいいことも教えてくれる。
・看護師カウンセリングは医師とは異なった視点から意見を言ってくれるので新鮮。
★患者様の声 アンケートから
「あなたのイメージすることやお考えを自由にお聞かせ下さい。」
◎あなたにとって夫婦とは…
・一番の理解者、味方
・他人なのに親より長く一緒にいることになるもの。死ぬ時にそばにいてくれるもの。
(親は生まれた時にそばにいてくれたもの)
・2人で穴を掘って宝物を探すこと(辛いこと、嫌なこと、楽しいことを共有してゴールを目指す)
◎あなたにとって子どもとは…
・愛の結晶
・考えるとなんだが出ちゃうもの
・未来
・家族の一員
◎あなたにとって家族とは…
・つながり。あたたかい。家族なら色々な体験を乗り越えていけるもの。
・あったかいもの
・共有できる人々が集う場所
・未来をたくす
・帰る場所がある
【まとめ】
今回は3名参加してくださいました。少人数でしたが、その分お一人お一人じっくりとお話していただけたように思います。ご自身や他者の語りにより涙される方もいらっしゃいましたが、英の輪が終わったときには少し表情がすっきりされているような印象を持ちました。守られた空間の中で皆に抱えられた感触はあったでしょうか。心の負担が少しでも軽くなっていることを祈っています。ご参加していただきありがとうございました。
同じ悩みを共有することで、心を休めてみませんか?
当日参加大歓迎ですよ~(^O^)
看護師・心理士ともお待ちいたしております。
治療がちょっとしんどいかな・・
こんな時みんなどうしてるんだろう・・
みんな・・気持ちは同じです(*^。^*)
『英の輪』で、みんなでお話ししましょう。
これからも『英の輪』がみなさまにとって心温まる場となりますように・・・(*^_^*)
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
看護師 豊 和美
心理士 金子 裕美