はなぶさコラムス
遺伝的要因から不妊のカウンセリングを行う遺伝カウンセラー、心の専門家である心理カウンセラーからお届けするコラムです。 遺伝カウンセリング、心理カウンセリングの予定はこちらからご覧頂けます。
5月15日(木)に第54回『英の輪』を開催いたしました。
今回のテーマは『フリートークみんなでお話しませんか・・・』でした。
【話題に上がったこと】
(治療について)
・採卵しても使える卵がない。
・子どもにも母体にも異常が見つからなかった、でも「不育」のつらさ。
・流産後の立ち直りについて。
・子どもは自然に出来るものと思っていた。
・妊娠したら自然に出産できるものと思っていた。
・注射を毎日しないといけないのが、束縛されているようだ。
・「確率」は意味がない。
・卵が育たない、採卵できない、採卵できても受精できるか、受精しても分割するか。
・もっと若かったら卵の採り貯めしておきたい。
・飲み薬やサプリメントに抵抗がある人もいる。
・色々やっていたら何が原因で改善したかわからない。
・「妊娠したら安静に」っていうのもやりすぎるとダメなのかも。
・仕事を休む、ということがストレスで休職。
・治療の為に仕事を休む事に理解をしてくれる職場であってほしい。
・諦め時が分からない。
・数少ない「上手くいった話」をきくと、いつまでも治療を辞められない。
・健康な子が生まれるとは限らない。高齢妊娠だからこそリスクが高い。
・出生前診断を受けるかどうか。
・助成金は高齢妊娠には厳しい。
・このまま妊娠しなかったら仕事もなくすことになる。治療にかけた時間とお金が無駄になる。
(当院について)
・たんぽぽ茶、たんぽぽエキスを初めてでも買いやすい工夫をしてほしい。
(「試飲したい。」「初回だけでもいいから買いやすい値段で・・・。」)
・先生の処方や採卵のタイミングが的確。
・ヨガの予約が取れない。
・漢方の予約が取れない。
★患者様の声 アンケートから
「あなたのイメージすることやお考えを自由にお聞かせ下さい。」
◎あなたにとって夫婦とは…
・共に苦労する戦友。生活共同体。
・かけがえのない存在。安心。
・助け合い。
・助け合い、協力するパートナー。
◎あなたにとって子どもとは…
・自分の分身。
・どうしても欲しい家族。夫婦をつなぐ唯一のもの。
・生きがい。
・かけがえのないもの。
◎あなたにとって家族とは…
・共に生きていく共同体。
・宝物。
・助け合い。
・やすらぎ。
【まとめ】
今回は流産をしたときの辛さから話がはじまりました。そのことで感情的に、良い意味でマイナスな事も言葉にして、皆で辛さを分かち合いました。また、それぞれの不妊状態の違いなどが話され、「みんなつらいなかそれぞれ頑張っているんだな」とお互いにで確認しました。同じ不妊治療を受けていても不妊の状態や治療の段階は個々によってちがいますし、なやみどころも人それぞれです。しかしそうした違いも乗り越えてお互いの話を聞きあえるという患者さま同士の思いやりを感じた今日の「英の輪」でした。
同じ悩みを共有することで、心を休めてみませんか?
当日参加大歓迎ですよ~(^O^)
看護師・遺伝カウンセラー・心理士ともお待ちいたしております。
治療がちょっとしんどいかな・・
こんな時みんなどうしてるんだろう・・
みんな・・気持ちは同じです(*^。^*)
『英の輪』で、みんなでお話ししましょう。
これからも『英の輪』がみなさまにとって心温まる場となりますように・・・(*^_^*)
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
看護師 豊 和美
遺伝カウンセラー 庵前美智子
心理士 金子 裕美・石橋 恵