カウンセラー・ナースコラム

３月２０日（木）に第５２回『英の輪』を開催いたしました。
今回のテーマは『フリートークみんなでお話しませんか・・・』でした。

【話題に上がったこと】
（治療について）
・同じ境遇の人と話ができるだけで自分だけじゃないんだと安心できる。
・前医では、あと治療するとしても採卵は数回かなと言われていたので自分はもうだめなのかなと思ったが、転院の相談を、英へ来た時に先生から可能性は十分ありますよと言われて救われた気持ちになった。
・今までしたことがない採卵方法で治療するのは期待もあるが心配もある。
・採卵の痛みが１回目と２回目で違った。身体に違和感を感じたまま採卵周期に入るのは怖い。
・１度目の体外受精で移植できたので、２回目も当然移植できるものだと思っていたが移植ができず、こういうこともあるんだと思い知らされた。
・AMHは上がったりするの？
・卵が採れるのかが心配。その後も受精するのか、分割するのか、妊娠したとしても流産したら、障害を持って子どもが生まれてきたら…と先のことを考えると不安しか出てこない。
・時間がないので焦る。一周期お休みしているだけでも落ち着かない。何もしていないと焦るので、「英の輪」やアロマやレーザーを受けることで気を紛らわせている。
・インターネットでいろいろと調べたら余計にしんどくなる。だから今は調べなくなった。
・採卵を続けて貯卵するか、採卵して新鮮胚移植をするのではどちらの方が多いのか。
・初期胚を移植して判定まで２週間待つよりも、胚盤胞まで育ててみて無理とわかった時点で次の採卵に向けて準備した方が時間の節約になるんじゃないかな…
・一つでも凍結している受精卵があるとお守りみたいで安心する。
・妊娠したときのためにも自分が健康でいることが大事だと思うので、食生活は気を付けて野菜を多く摂っている。
・できなかったらできなかったでいいや！と思っておくことが治療を続けるためには必要かも。
・治療の終結について、可能性が０でない限り諦めることは難しい。治療期間が長い程やめ時が難しいんじゃないかな。

（夫との関係について）
・夫は、もし子どもができなかったら夫婦２人だけの生活でも良いと思っている。子どもも一人できたら良いと思っている。けれども自分はどうしても子どもが欲しい。卵子提供についても考えたことがあるが、夫はそこまでする必要はあるのかと言っている。夫婦間では治療に関して温度差がある。
・夫は自分が治療を続けると言えばそれについてきてくれると思うし、やめると言ったらそれについてきてくれると思う。選択肢は自分にある。

（当院について）
・当事者同士で思いを話せる「英の輪」や統合医療のレーザー、スマイルビクスなどを受けることで自分は頑張っていると思える。
・「英の輪」はもっと人が多いと思っていた。また色んな人と話せたらと思っている。
・スマイルビクスは元気をもらえたのでまた参加しようと思っている。
・話をするときにニュアンスが変わってしまうような気がするので、なるべく同じ先生の診察を受けるようにしている。
・認定看護師や不妊に詳しい看護師と話せる場があるのが嬉しい。

★患者様の声　アンケートから
「あなたのイメージすることやお考えを自由にお聞かせ下さい。」
◎あなたにとって夫婦とは…
・助け合うもの
◎あなたにとって子どもとは…
・生きがい。信頼できる人
・かけがえのない宝物。どうしても欲しい夫婦２人にしかできないもの
◎あなたにとって家族とは…
・助け合い守り合うもの
・大切なもの

【まとめ】
今回で「英の輪」は、52回目の開催となりました。
ここまで、続けることが出来たのもご参加いただいた皆様のおかげです。
お足元わるい中、お集まりいただきありがとうございました。
治療に関する疑問や不安を中心にお話しされていました。身体的・精神的な痛みを伴う不妊治療の辛さを、患者さま同士で共有できたことで、安心感や前向きな力へとつながっているように感じました。

同じ悩みを共有することで、心を温めてみませんか？
当日参加大歓迎ですよ～(^O^)
看護師・遺伝カウンセラー・心理士ともお待ちいたしております。

治療がちょっとしんどいかな・・
こんな時みんなどうしてるんだろう・・
みんな・・気持ちは同じです(*^。^*)

『英の輪』で、みんなでお話ししましょっ！！
これからも『英の輪』がみなさまにとって心温まる場となりますように・・・(*^_^*)
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

 

看護師　豊　和美
遺伝カウンセラー 庵前美智子
心理士　金子　裕美・石橋　恵