英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

理事長コラム

はなぶさコラムス

当院理事長 塩谷雅英が毎日の診療の中、見えてきたこと、皆様に是非お伝えしたいことなどをつづったコラムです。

第50回 子宮内膜症について(2010年7月)

みなさん、子宮内膜症という病気をご存知でしょうか。20代、30代の若い女性に多い婦人病ですが、10代でも見つかることがあります。生理痛がだんだんひどくなり、腰痛や性行痛をきたすこともある病気です。症状が進行すると卵巣嚢胞を形成し、やがて不妊症にもつながっていくことになります。婦人科では、症状の様子や、超音波検査、MRI検査、血液検査等を通じて診断します。初期の子宮内膜症は、腹腔鏡検査でなければ診断できないこともあります。一旦妊娠すると症状は改善します。この子宮内膜症は、早期発見、早期治療が大切です。早期に治療を開始することで重症化することを予防できます。したがいまして、生理痛がある時にはあまり我慢せず、早めに婦人科を受診するようにしましょう。そして、子宮内膜症が発見されましたら、早期治療を考えましょう。治療は、漢方薬、ホルモン薬などのお薬が中心となります。病状が進行している場合には、手術治療を必要とすることもあります。既に結婚されている方は、早めの妊娠計画を立てると良いかと思います。

院長 塩谷雅英

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