英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

漢方・ヨガ・アロマの部屋

はなぶさコラムス

不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら

第46回 風邪対策にお勧めアロマセラピー(2008年12月)

一段と寒さが増し風邪の流行る時期となりましたが、皆さま体調はいかがでしょうか。
なにかと気忙しくなる12月、体調は万全にしておきたいものです。
風邪は、風邪をひいている人のくしゃみや咳で空気中に飛び散ったウイルスが、のどや鼻の粘膜に入り込んで感染します。自己免疫力(自分を守ろうとする力)が働いているうちは、鼻やのどでは粘液や細胞がウイルスを外へ追い出して身を守ります。しかし自己免疫力が弱ってくると、ウイルスを外へ出せず風邪にかかってしまうのです。さらに、自律神経やホルモンバランスが不安定になるなどの影響も心配です。
まずはウイルス侵入の機会を最大限防ぎましょう。その上、ウイルスと戦う自己免疫力を高めておくと心強いですね。アロマセラピーで使う精油には免疫力を高めたり抗ウイルス作用、ホルモンバランス調整作用に優れたものがあります。風邪対策に取り入れやすい方法をご紹介していきますので是非試してみて下さい。

風邪予防にはまず「うがい・手洗い」です。目に見えないウイルスが手につき、その手で鼻や口を触って風邪に感染することは意外と多いのです。よく洗って清潔に保ちましょう。
今月のお勧め精油”ティートリー(学名:Melaleuca alternifolia)”は、うがいに最適です。コップ1杯のお水にティートリーを1滴垂らし、よーく混ぜてからうがいをして下さい(飲用はしないで下さい)。少し苦く感じられるかもしれませんが、強い殺菌・抗菌・抗ウイルス作用が、風邪ウイルスの撃退に役立ちます。のどの痛みや口内炎にも良い方法です。

また、風邪・インフルエンザの回復を早めるので、ティートリーを入れて作ったブレンドオイルを回復期や風邪初期に胸元から首にかけて優しくすり込んでみましょう。ブレンドオイルは、ベースオイルに精油を入れて木べらや割り箸など(※金属製以外のもの)で混ぜたら出来上がりです。ベースオイルには、抗炎症・保湿作用に優れ酸化しにくいホホバオイルが使いやすいでしょう。精油の量はベースオイル5ミリリットルに対し1~2滴の割合にします。

ティートリーの香りには苦味を含んだ甘さがあります。これによく合うラベンダーも一緒に入れてブレンドオイルを作るのも良いですね。リラックスして眠りが促され、回復を助けます。まずは香りをお試しにナチュラルフローラへいらして下さい。そしてこの冬、ティートリーの力を実感してみて下さいね。
         
冬の乾燥は「のど」を弱らせます。外出先でもよく水分を摂り、のどを乾かさないことが風邪予防に有効です。そこで外出時にお勧めなのがマスク、そして精油です。ティッシュにお好きな精油を1滴落とします。精油が直接お肌に触れないよう、精油を付けた面を内側へ折りこみます。マスク着用時にそのティッシュをお顔とマスクの間に挟んで下さい。精油は、免疫力を上げるレモンやティートリーを選ぶと風邪予防に良いです。既に風邪をひいている方は、ユーカリラジアタやティートリーを使うと鼻やのどが楽になるでしょう。但し、強い香りは長時間嗅ぐと気分が悪くなったり頭痛を起こすこともあります。香りの強い精油を使う場合は、マスクに挟む時間を短くするなど調節して下さい。どの精油も「快い」と感じる程度でお試し下さいね。

乾いた空気を好むウイルスを避けるため、室内は加湿器等で適度な湿度を保ちましょう。また、アロマランプに精油を3~5滴落とす芳香浴もお勧めです。抗ウイルス作用のティートリーを使って空気をキレイにしましょう。鎮静作用に優れたベルガモットやホルモンバランスを整えるゼラニウム等、お好きな精油を一緒に入れても良いですね。心地よい香りは自律神経を整え、免疫力を高めます。

バランスのとれた食事や有酸素運動、睡眠は風邪にかかりにくい身体を作ります。ナチュラルフローラでは免疫力を高める「エキナセアオレンジ」コーディアルを置いています。甘くて飲みやすく身体も温まりますので是非お試しに来て下さいね。

風邪と共に気になるインフルエンザ。これに対しても”妊娠に備えた身体“だからこそ、普段から予防策を重ねておくことが大切です。風邪対策同様、うがい・手洗いや十分な栄養・運動・睡眠、そして精油の助けも借りながら心・身体のバランスを整えておきましょう。

同じ様に生活していても、風邪をひく人、ひかない人がいます。また、風邪をひいても軽くすむ人と、症状が重くなる人がいます。この違いは自己免疫力の差だと言われます。治療では不安や緊張を伴う場面も多く、免疫力低下を招きやすい状況でもあります。今回お話しした中で無理なくできそうな方法を少しずつ取り入れてみて下さい。そうしてまずはご自身を大事に守りましょう。私達もお手伝いさせて頂きますのでお気軽にご相談下さいね。英ウィメンズクリニック4階待合室内にていつでもお待ちしております。

※精油は金属に触れると反応して変質するため、精油を他のものと混ぜる時には金属製のもの(金属製スプーンなど)は使わないようにします。

アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定プロフェッショナルアロマセラピスト
阿江 未也子

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