英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

漢方・ヨガ・アロマの部屋

はなぶさコラムス

不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら

第45回 不眠で悩んでいませんか?(2008年11月)

『秋の夜長』と言いますが、秋は物思いにふけったり考え事も多くなりますね。焦りや心配事でなかなか寝付けない。途中に目が覚めてその後眠れない。朝方早く目がさめてしまうなど辛い思いをしていませんか?何度も寝返りをうちながら、嫌なことを思い出したり、もしこうなったらどうしようと落ち込んだり。そうすることが、かえって睡眠を阻害してしまいます。
眠りには浅い眠りで『体』を休めるレム睡眠と、深い眠りで『脳』を休めるノンレム睡眠があり、これが90分単位で交互に繰り返されています。眠りに入るとまずノンレム睡眠が現れるのですが、この深い眠りをうまく使えば熟睡感が得られるのです。たくさん寝ればいいというわけではありません。大切なのは短い時間でもぐっすり眠ること。このノンレム睡眠時にいかに深く眠れるかが睡眠の質にかかわってくるのです。

では、どうすれば深く眠れるのでしょう?なかなか寝つけない原因は、頭と体の興奮が鎮まっていないからです。寝る直前に考えごとやパソコンをしていると頭の興奮は落ち着きません。意識的に心と体をオフにするリラックスタイムを持つことが大切です。ぬるめのお風呂にゆっくり入り、お好きな精油をミルクや蜂蜜などに3~5滴溶かしてお風呂に入れると、香りの効果もあり眠りにつきやすくなります(但し柑橘系はお肌に刺激がありますので、湯船には入れずにマグカップにお湯をはり直接精油をたらしてバスタブの淵に置いてみてください)。また寝る前にティータイムをとる場合は、コーヒー、紅茶、緑茶、ココアなどは神経を興奮させてしまいますので、ノンカフェインのハーブティがお勧めです。ナチュラルフローラではシロップ漬けの甘くて飲みやすいハーブティを各種揃えておりますので一度お試し下さいね。

また、最も簡単にできるお勧めの方法をご紹介します。ストレスなどでバランスをくずしがちな自律神経(呼吸、心拍数、血圧、消化吸収などをつかさどる)とは、自動的にコントロールされているのですが、その中で唯一自分でコントロールできるものが呼吸です。自律神経が乱れている時は、たいてい無意識に浅い呼吸をしています。逆に意識的にゆっくり深く腹式呼吸をすれば、自律神経を整え副交感神経を上げることができるのです!口から細く10秒間息を吐き、鼻から5秒間吸いましょう。吐く息を意識的に長くするのがコツです。その際、ティッシュやサシェに精油を3,4滴垂らして枕元に置いてみてはいかがでしょう。息を吸うときは自然の香りを感じながら、息を吐くときは嫌なことや不安な気持ちを全て吐き出すイメージをしてみましょう。精油とは自然の恵みを凝縮したものです。自然はあるがままの姿でゆったりとそこに存在しますよね。その香りを体いっぱい吸い込むことで、あなたも色々なことにとらわれない本来のあるがままの自分になってみませんか?ヒーリングミュージックなど心地よい音楽をかけるとより穏やかな気持ちになれますね。アロマランプがあるとさらに柔らかい香りと光が癒してくれることでしょう。

さらにブレンドオイルでデコルテや手足をゆっくりマッサージすると、心を落ち着かせるとともによい香りに包まれて眠りにつくことができます。ナチュラルフローラではあなたのための、あなたにあったブレンドオイルをお作り致します。

では、お勧めの精油をご紹介します。ビターオレンジとライムの交雑種で、さわやかで甘く、ややレモンに似た香りのベルガモットです。不安や緊張・落ち込みを和らげる作用があります。柑橘系の精油の中で唯一、エステルという鎮静させる成分が多く入っているので、不眠に効果的です。また自律神経のバランスがとれ、副交感神経が上がることによって免疫力を向上させることでも知られています。但し、ご使用に際して注意事項もありますので、詳しくはナチュラルフローラスタッフにお尋ね下さい。

睡眠時間は人それぞれです。ナポレオンは3時間、逆にアインシュタインは12時間眠っていたといいます。月経をめぐる女性ホルモンも影響すると言われますので、あまり神経質にならないで、お布団に持ち込むのは幸せな気分だけにしてみませんか?

アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定プロフェッショナルアロマセラピスト
吉岡 百合子

 

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