英ウィメンズクリニック

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漢方・ヨガ・アロマの部屋

はなぶさコラムス

不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら

第44回 古代からの神聖な香り「フランキンセンス」(2008年10月)

日暮れも日ごとに早まり、すっかり秋めいてきました。なんだか気持ちまでしっとりと落ち着いてくるように感じられますね。
秋といえば・・・「食欲の秋」ですが(笑)、最近は「食」に関する偽装のニュースを聞かない日がないほどで社会現象になっています。新しいものでは、「汚染米」でしょうか。ニュースを見るたびに被害が拡大して不安になってしまいます。
「どうして汚染米なんて流通したんだろう?悪いのは誰?」と原因を追究しようとしても、私たちが直接解決できることではなく、同じような事件はまた起こってしまうかもしれません。結局私たちができることは、自分自身でわが身を守っていくことしかなさそうです。

さて今回の本題は、私たちが日々さらされている「ストレス」についてですが、この対処方法についても「汚染米の件」と同様、原因追求よりも対策、つまり自分自身で自分を守っていくということがポイントになってきます。
ストレスをはじめから悪者と拒絶するのではなく、向き合って受け入れ、「自分にとってどういう影響があり、意味があるのか」考えてみる・・・すると「今できること」が見えてきます。
ここで大切なことは、「今の自分を知る」ことです。自分のこころとからだにちょっと関心を持ち、今の自分を受け入れてみましょう。「ストレスを回避する」「ストレスに対する準備をする」「ストレスを発散する」「ご褒美をあげて、エネルギーを補充する」などの選択肢がありますが、「今の自分を知る」ことで自分に合った、自分だけの解決策が見えてきます。その中からできることを選んで、やってみればいいんです!まわりではなく、ほかの誰かでもなく、自分の力で自分自身を守り、心地よい環境を作る事ができるのです!自分の力で変えていけるとわかれば、「ストレス」も怖くないような気持ちになりませんか?
もちろん選択肢には「誰かの力を借りる」ことも入っています。「自分の力」とは、今なにをしたらいいかを「選択する力」なのです。
問題やストレスに直面したときは、一旦立ち止まり、自分のこころとからだに耳を傾け、今自分が求めている「心地いい」ほうへ一歩踏み出してみてくださいね。

今回は秋の夜長にぴったりの精油をご紹介したいと思います。一度嗅ぐと忘れられない香り、とも言われているフランキンセンスです。和名を「乳香」といいます。
フランキンセンスは歴史上最も神聖に扱われていた香りの1つです。エジプトでは朝・昼・晩と日に3度お祈りを捧げていましたが、フランキンセンスは朝、太陽が昇るとともに太陽神(ラー)への祈りとともに焚かれていたそうです。香木や香り高い樹脂を焚いて立ち上る煙は、人々の願いを神に届けるとして神に捧げられてきました。またキリスト生誕のときに贈られた香りとしても有名で、今日でも教会でこのフランキンセンスは焚かれています。
この神聖な香りは不安や緊張、落ち込んだ気持ちを解消し、精神を落ち着かせてくれます。そのことによって、痛みの感覚も和らげてくれます。また呼吸器系のトラブルにおすすめで、呼吸を楽にし、ゆっくりと深い呼吸に導いてくれるでしょう。強壮や回復作用があるため、お肌への作用も有名です。シワやたるみに効果的と言われ、アンチエイジング効果が期待できます。
このフランキンセンスは時間に追われる毎日の中で、いつもの自分を取り戻し、少し余裕を与えてくれる香りです。秋の夜長、古代から使われている神聖な香りに包まれながらゆっくり時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

今月のお勧めコーディアルは「ローズ」です。厳選されたローズエキスにクランベリーとレモンの酸味が加わり、とても美味しく飲みやすくなっています。まるでローズそのもののような美しいピンク色と華やかな香りをたのしんでくださいね。

アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定プロフェッショナルアロマセラピスト
高倉 里紗
 

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