はなぶさコラムス
不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら
みなさま、こんにちは。暦の上では春なのに、まだまだ寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
さて今回は、心からの解放と高揚の相反する力を持ち、リラックスして「流す」ことを促してくれる精油、ベルガモットについてお話してまいりましょう。
ベルガモットの木は、樹高3mの低木で、小さなオレンジのような果実を作ります。この小さな果実の表皮から精油は抽出されています。ベルガモットの名前の 由来は、最初に栽培された北イタリアアルプス山麓の小都市ベルガモの名に由来した説や、ベルガモット梨の形に似ているからという説がありますが、どちらが 正しいかは判っていません。
16世紀以降、イタリアの民間療法では、大切な治療薬であったと言われています。ヨーロッパの数多くの本には、消毒薬や解熱薬として記載されていたそう です。とりわけナポレオン時代には、柑橘のフルーティーな甘さと爽快感のあるシトラス調の香りから、香水としての人気が高まり、古典的なオーデコロンの主 要な成分となったり、皆さまご存知の紅茶のアールグレイの香り付けとして使用されるようになりました。柑橘系に珍しく、鎮静作用がある成分が多く含まれて いますので、穏やかにリラックスを促し、気を滑らかに流し、精神を高揚させる作用があります。
ベルガモット油は深く心を落ち着かせながら、穏やかに調子を整えるため、痙攣を抑え、抑圧された感情や不安を解消する働き両方に作用します。これは、イ タリアの研究者パウロ・ロベスティ教授によって詳しく立証されています。精神を「鎮静させる」と「高揚させる」この二つの相反する作用を共有することが、 医薬品にはないアロマセラピーの特徴なのかもしれません。
精油の使い方は、他にも色々ありますので、是非4階のセラピストにお尋ねください。
アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定プロフェッショナルアロマセラピスト
木村 浩子