はなぶさコラムス
不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら
みなさま、こんにちは。
寒さもいよいよ本格的になり、カレンダーも最後の一枚となりました。
今年最後のコラムです。どうぞお付き合い下さいませ。
冬と言えば、風邪は付きものです。
さて、今回は風邪予防に最適な「優れた殺菌力と強さを持つ」精油、ティートリーについてお話してまいりましょう。ティートリーは、オーストラリアに生息するフトモモ科の植物で、100%オーストラリア産です。手摘みの葉や小枝から抽出されています。イギリス人の探検家キャプテンクック船長が、オーストラリ ア上陸した際、ティートリーの葉をお茶代わりに飲み、この木を「ティートリー」と名付けたそうです。
また、第二次世界大戦中、フランス人医師によって、最前線にいる兵士達の傷の消毒に用いられたのは有名な話です。香りは、殺菌力に優れている特徴のとおり、医薬品のような、鋭く消毒に効くといった感じの印象を受けます。感染症にも強く、まさに「生命と闘う力を持つ」精油なのです。
ティートリーは、精神面より、肉体面で力を発揮する精油です。
今冬のインフルエンザ流行は、例年より1ヶ月程早いそうです。風邪やインフルエンザ予防のセルフケアとして、香りがお嫌いでなければ、お部屋にアロマラン プで焚いてみてはいかがでしょう?香りが苦手な方には、柑橘系やラベンダーなどとブレンドするのもいいですよ!お部屋の空気を殺菌し、清潔に保ってくれる でしょう。
1980年代に膣カンジタ・トリコモナスに有効であるとフランスで発表されたり、ニキビのアクネ菌の完全殺菌も発表されました。ニキビには、綿棒に1滴 垂らして、健康な皮膚に付かないように塗布すると良いでしょう。精油の直接塗布は基本的には禁止ですが、ティートリー・ラベンダーは可能です。
豆知識としてひとつ。ピアスホールが化膿などした際、ティートリーを塗布すると、「キズ」と勘違いして、ピアスホールを塞いでしまう事がありますので、代 用として同じく殺菌作用がある精油ラベンダーをお使いくださいね。その他にも、歯磨き粉や洗顔石鹸、化粧水にティートリーが配合されている製品も沢山あり ます。
精油の使い方は、他にも色々ありますので、是非4階のセラピストにお尋ねください。
今年一年、お世話になり、本当にありがとうございました。
来年も素晴らしいご報告をお聞かせ頂ける年でありますように・・・
アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定プロフェッショナルアロマセラピスト
木村 浩子