漢方・ヨガ・アロマの部屋

新年あけましておめでとうございます。2007年が明けました。今年は亥の年。 猪の肉は万病を防ぐとされ、無病息災の象徴と言い伝えられています。 きっと古来ではお正月には焚き火を囲み、ぼたん鍋をほおばりながら家族みんなの健康を願いつつ、 心も体も温めていたのではないでしょうか･･･。

アロマの世界でも、心と体を温める精油があります。
ショウガ科のカルダモン（Elettaria　cardamomum）という植物から採れた精油です。 皆様もご存知かもしれませんが、インドのカレーの香辛料として使用されています。 ショウガ科の精油としてもう一つ日本人にはお馴染みのものがあります。生姜いわゆるジンジャーの精油です。生姜はお正月に振舞われる甘酒にも風味としても 利用されています。ジンジャーの精油には温熱作用があり、女性には多い冷え性にも効果的です。同じショウガ科のカルダモンにも、温かく甘くスパイシーな香りがストレスで疲れている心の疲労をそっと緩和してくれたり、日々の忙しさや寒さや緊張で血行不良になった体の滞りを良くしてくれたり、女性にはとても最 適な精油です。

また、カルダモンには、「チャンスや豊かさが自分とは無縁で、成功への道は閉ざされたと恐れる時に、カルダモン油は人生の真の豊かさを思い出させ、充足を 求める気持ちを復活させる」とも云われています。新たな年の今にこそ必要な香りなのかもしれません。女性にとって、冷えは子宮や卵巣が血行不良となり妊娠 しにくい母体を作ってしまう原因の一つにもなっています。この寒い季節子宮と卵巣に温かいぬくもりを与え、命を育む力をサポートする精油を活用してみませ んか？

アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定プロフェッショナルアロマセラピスト
徳重　まなみ