英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

漢方・ヨガ・アロマの部屋

はなぶさコラムス

不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら

第22回 不妊治療になぜアロマ?(2006年12月)

紅葉の赤やイチョウの黄色が美しく染まってきましたね。 
最近フィトケミカルといって植物がもつ化学成分の薬効が高く評価されています。イチョウの葉も緑ではなく黄色く色づいた葉に優れた薬効があるそうです。今 回は精油の母であるハーブそのものにまつわるエピソードを交えながら、不妊治療に何故アロマセラピーなのかということを少し知って頂きたいと思います。

不妊治療にアロマセラピーが有効であると考えるのは、ストレスを軽減することで、不妊症治療の成績を高めることができるという結果があるからです。スト レスを軽減しなければいけないのは女性ばかりではありません。男性のストレスは女性に比べると穏やかではあるようですが、実は不妊をめぐることから感じる ストレスは体外受精の治療成績に影響を及ぼす事が、生殖医学専門誌に掲載された研究によって明らかにされているのです。さらに、夫婦関係へのケアも検討されるべきだとも解説されています。精神的なものや夫婦関係なんて関係なさそうですが、不安や悩みは身体へそのダメージを伝えてしまうのですね。 みなさんは大丈夫ですか?人間はロボットや機械のように、部品交換だけでよくなるという訳にはいきませんから、心と身体と精神を一番幸せな状態にして治療 に望んでください。

もちろん精神的なストレスケアだけでなく、身体的なケアも大事です。風邪やウィルス感染予防・免疫力向上などにも是非精油の薬効をお役立て下さい。17世 紀南フランスの町で伝染病であるペストが大流行した時に、ペストで死んだ人の家に忍び入っていた四人の泥棒がいましたが、この四人は殺菌力のあるローズマ リー・セージ・タイム・ラベンダーなどのハーブを身体に塗ってペスト感染を防いだという有名なエピソードがあります。そして医学の父ヒポクラテスも「健康 とは芳香風呂に入り、香油マッサージを毎日行うことである」と言っています。ハーブの薬効は古くから利用されていました。自律神経系や免疫系、内分泌系を 刺激して自然治癒力を高めるものですから、毎日の生活に取り入れて治療効果を上げていって頂きたいと思っています。アロマセラピーは香りの脳への精神的効 果、精油の薬理成分とタッチによる身体的効果で不妊をめぐる精神的な苦痛や不安を和らげ、身体的な機能を高めて妊娠しやすいからだ作りをサポートします。 心にゆとりを持ちながら母親になる準備を始めてみませんか?素敵な母親になられる事を心から祈っております。

アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定アロマセラピスト
JPAS認定プロフェッショナルアロマセラピスト
末永 喜子

 

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