英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

漢方・ヨガ・アロマの部屋

はなぶさコラムス

不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら

第20回 良質な睡眠のススメ(2006年10月)

最近では睡眠に不満を持っている人が急増しているそうです。みなさんは毎日の睡眠に満足していますか?もしも満足できていないなら、みなさんの生活リズムを 見直してみる必要があるかもしれません。今回は良質な睡眠のために、眠りのプログラムをつくっているサーカディアンリズムについてお話したいと思います。

" サーカディアン"とはラテン語で『およそ1日』という意味で、サーカディアンリズムというのは、およそ1日のリズムを調節している体内時計のことなんで す。この体内時計、実は25時間周期で動いています。でも私たちは1日24時間の生活を送っていますから、毎日1時間ずつズレてしまうのでは?と思ってしまいますよね。ところが私たちの体には24時間の生活に合わせてサーカディアンリズムをリセットする機能が備わっているため、毎日規則正しく生活をすることができているのです。この25時間周期の体内時計を24時間の生活に合わせるように調節しているのが"メラトニン"というホルモンで、睡眠と深い関わり を持っています。

メラトニンは眠りを誘うホルモンともいわれ、夜暗くなると分泌されます。具体的に言うと、朝の光を脳が感知すると14~16時間後に分泌され、夜中にピーク を迎えます。そして明け方には減少するというリズムを作っているのです。つまり朝起きて太陽の光を浴びることで、メラトニン分泌のリズムは調節され、サー カディアンリズムもリセットされるのです。現代の生活では、夜になっても明るい照明があり、昼夜関係なく24時間体制で動いています。それに合わせて夜更 かしや不規則な生活を送るということは、サーカディアンリズムを乱していることになるんですね。結果として「寝つきが悪い」「ぐっすり眠れない」「朝すっきり目覚めない」など、睡眠の質を落としてしまうことになります。またサーカディアンリズムの乱れは、自律神経やホルモンバランスの乱れにもつながってし まうので、この機会に生活リズムの見直しをしてみましょう!

まずは朝起きて、太陽の光をしっかり浴びることが大切です!すっきりした目覚めのためには熱めのシャワーをサッと浴び、ローズマリーやユーカリの香りをプラスすると効果的です。そして夜には眠りを促すために、部屋を暗めにして寛ぎの時間を持つようにしましょう!そんな時にはラベンダーやオレンジなど、リラッ クス効果のある香りとアロマランプの光がお勧めです。みなさんもサーカディアンリズムを整えて、良質な睡眠に変えていきませんか?

アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定クリニカルアロマセラピスト
板野 泉

 

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