はなぶさコラムス
不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら
暑い日がまだまだ続いていますが、寝苦しさは少しずつ楽になってきましたね。 前回は、冷房で冷やしすぎると脳や身体の機能を低下させてしまうというお話をしました。快適に過ごしているつもりが、健康を害していたのではもともこもないですね、気をつけながら快適に過ごしていきましょう。でも快適さってそもそもどんな状態を言うのでしょう?そこで今回は"快適さ"についてのお話をして みたいと思います。
快適とは、日常よく耳にする言葉ですが、人によって解釈が異なるので定まった定義はないらしく、熱的快適性(熱的環境に満足を表す心理状態)と呼ばれるもの だけは、「暑くも寒くもない感覚」として唯一定義されているそうです。 "快適さ"は、不快なものを取り除いて健康や安全性を確保する目的がありますが、こういった消極的な快適性に対し、より積極的にリラックスしたり、自分の 趣味を通してわくわくするなど、積極的に快適さを求めて自分にプラスαを獲得する事を目的とした"積極的快適性"というものが、今の社会に求められ、これ が生活の質の向上に貢献すると考えられています。
快適さは、人がその場の環境とリズムや波動が合うかどうかで考えることができ、その対象は、人はもちろん絵画や音楽、植物なども含まれます。そこで重要とされるのが人と自然のリズムの同調性なのです。 花や樹木などの自然に対しては無意識に近寄ってしまう経験はありませんか?これは自然が私たちと同調していることを示しているのだそうです。人は人類となる前から自然の中で過ごし、自然は人に安らぎや潤いをもたらしてきました。この経験が人と自然が遺伝子レベルで先天的に同調し、快適さを生じさせるという のです。木の香りや小川のせせらぎ音などの切り取られた自然環境の要素であってもリラックス感をもち、自覚しなくてもスギやヒノキなどの香り成分が脳活動 や血圧を抑えることがわかっていますので、緊張が強いられる環境の中でふと自然に触れた時、人は本来のあるべき姿に近づいて快適さを感じるのでしょうね。
アロマセラピーの精油は自然の中でたくましく生きる植物から抽出するので自然そのものです。この液体の中の芳香や薬理成分も遺伝子レベルで同調し、私たちを 癒してくれます。人と自然の関係は言葉では表現できない直感的な感性で同調するようです。自然の香りで、積極的に自分にプラスαを獲得してみませんか?
* 執筆 *
アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定アロマセラピスト
JPAS認定プロフェッショナルアロマセラピスト
末永 喜子