英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

漢方・ヨガ・アロマの部屋

はなぶさコラムス

不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら

第18回 冷房病から身を守りましょう!(2006年8月) 

暑い日が続いていますね。みなさまいかがお過ごしでしょうか?この時期はクーラーをつけていないと夜も眠れない方も多いのではないのでしょうか。でも夏が 過ぎ秋になると、毎年体調を崩してしまう人はいませんか?これはクーラーによって自律神経のバランスが崩れてしまうために起こるといわれています。今日は 冷房と自律神経の関係をおはなししていきましょう。

ひとのからだは暑いとき、血管を拡張させて汗をかいたりして体温を発散させます。逆に寒いときは、体表の血管を収縮させて体温が下がるのを防いでいます。 これはひとに備わった自然の体温調節機能で、自律神経のおかげで体温を一定に保つことができます。しかし、外の気温と室内の気温差が5℃を越えると、からだへの負担が大きくなり、自律神経の機能も低下します。夏の冷房は、外の気温と室内の気温差をさらに大きくします。例えば外は33℃の真夏日なのに、部屋 をクーラーでガンガンに冷やして23℃に設定すると、このときの気温差は10℃になります。この温度差にはさすがの自律神経もついていけなくなってしまう のです。自律神経のある視床下部という場所は体温調節の他にもさまざまな機能を担っており、体温調節がうまくいかなくなると、他の調節も連鎖的にうまくいかなくなることがあります。からだの冷え、頭痛、腹痛、だるさ、イライラ、生理不順など・・・これらの症状は夏のあいだ、冷房でからだをひやし続けた「ツ ケ」かもしれません。

そこで冷房病にならないために、おうちで簡単にできる「アロマバス」をご紹介しましょう。精油は水に溶けませんので、まずおちょこ1杯分のアルコールや無 香料のバスソープ、牛乳、蜂蜜などに精油を1~5滴落とし、木製またはガラス製の棒などで混ぜます。それをお風呂に入れて混ぜるだけです。冷えたからだを 温める作用のある、ラベンダー、ゼラニウム、クラリセージ、マージョラムなどの精油がおすすめです。柑橘系の精油は皮膚刺激がありますので、アロマバスに は不向きです。

この時期、シャワーだけで済ます人が多いと思いますが、冷房でからだが冷え切っているこの時期だからこそ、ゆっくりお風呂に浸かって下さいね。しっかりお風呂でからだを温めて、万全の体調で秋を迎えませんか?今年こそ冷房病とさよならしましょう!

ナチュラルフローラでは、アロマバスにおすすめの精油も取り揃えております。ぜひお気軽にお越し下さいね。

アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定クリニカルアロマセラピスト
清水 佐和子

 

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