英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

理事長コラム

はなぶさコラムス

当院理事長 塩谷雅英が毎日の診療の中、見えてきたこと、皆様に是非お伝えしたいことなどをつづったコラムです。

第15回 風疹について (2005年12月)

今回は、妊娠を考えている女性にとって大切な風疹についてお話します。風疹は2~3週間の潜伏期間の後、発熱、特徴のある発疹、リンパ節の腫れ、関節の痛 みなどをおこします。風疹に対する抗体をもってないまま妊娠し、妊娠初期(妊娠5カ月まで)に風疹ウイルスに罹患しますと胎児に心疾患や難聴などの先天異 常をもたらすことがあります。これから妊娠をお考えの皆さんは、まず風疹に対する抗体を持っているかどうかを調べ、抗体が無いようでしたら予防接種を受けると良いでしょう。風疹ワクチン接種後95%以上に風疹抗体ができます。すでに妊娠している可能性がある女性はワクチン接種はできません。また、ワクチン 摂取後2カ月は避妊する必要があります。特に誕生日が昭和54年4月2日から昭和62年10月1日までの皆さんは予防接種を受けていない可能性が高いです から注意が必要です。もし妊娠中の検査ではじめて抗体がないことがわかった場合には、妊娠5カ月までは風疹にかからないように注意する必要があります。風 疹の抗体は妊娠する前に調べてほしいと思います。

執筆:院長 塩谷 雅英

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