はなぶさコラムス
遺伝的要因から不妊のカウンセリングを行う遺伝カウンセラー、心の専門家である心理カウンセラーからお届けするコラムです。 遺伝カウンセリング、心理カウンセリングの予定はこちらからご覧頂けます。
1月20日(木)に第15回『英の輪』を開催いたしました。
今回は「周囲の理解」というテーマでお話しいただきました。
周囲に不妊治療を受けていると伝えることについて
「治療の結果に期待をもたれることが自分へのプレッシャーになる」
「否定的な反応をされることで嫌な思いをする」
「経験してない人には治療内容を理解してもらえない」
「友人などにも話ができる」
「話すことで助けが得られる」
など、否定的なご意見と肯定的なご意見との両方がありました。
理解してもらうかどうか、ということの前に、
周囲に伝えること自体も、
とても繊細な問題であるように感じました。
また、治療結果に落ち込むことはあっても
「頑張ってきたことはよかったと思いたい」
というご意見もあり、印象に残りました。
少人数での開催でしたが、
その分いろいろとお話していただけたように思います。
これからも多くの方のご参加をお待ちしています。
臨床心理士 西川香代子