ビタミンDは骨にとって大切な成分なのですが、実は妊娠するためにも非常に大切なビタミンであることがわかってきています。具体的には卵巣の働きを活発にしたり、卵子の質改善、および流産予防、さらには、精子にも関係することがわかってきています。
このビタミンDは、食事だけでは不足しがちで、多くは日光を浴びることにより体内で合成されるのですが、昨今の女性は日光を浴びることが少なくなり、しかも日焼け止めなどを多用しているため体内で十分に合成されず不足しがちです。ビタミンDの不足は不妊症の原因になります。
当院では、これから妊娠をお考えのみなさんや不妊で悩んでおられるみなさんに、血液検査でビタミンDの不足をお調べしています。そして不足しておられる場合には栄養士による食事指導やサプリの提案、さらには、お薬での治療をお勧めしています。