英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

プレコンセプションケア

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プレコンセプションケア

プレコンセプションという言葉をご存知でしょうか?

プレ(前)+コンセプション(受胎)+ケア(管理)で直訳すると受胎前管理となりますが、将来の妊娠に備えて今から準備しておきましょう、という考えです。日本ではまだ馴染みがないと思いますが、2006年にアメリカの疾病予防センター(CDC)によってはじめて提唱され、2012年にはWHOからも同様の提唱がなされました。

プレコンセプションケア

仕事を持つ女性にとって、妊娠・出産をどのタイミングで行うかということは、年齢や仕事上のキャリアを考えると非常に難しい問題です。いざ妊娠を試みてもうまくいかない事も多く、その時点からようやく不妊のスクリーニングを開始する事になってしまいます。
そうならない為には、今すぐの妊娠は考えていない方でも、将来の妊娠に備えて準備しておくことが重要です。

プレコンセプションケア

AMH(抗ミュラー管ホルモン)を測定することで、卵巣に卵子がどれだけ残っているかわかります。低い値の場合は、早めに妊娠を目指す必要があります。また超音波検査では、子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜症(卵巣チョコレート嚢腫)など、不妊の原因になる疾患の有無を調べます。早く治療を行う事で、いざ妊娠を目指したときに、妊娠できる力を維持できるようにします。感染してもほとんど自覚症状のないクラミジアも、放置すれば卵管を閉塞させ、卵管性不妊の原因になります。検査で陽性であれば、抗生剤による治療が可能です。

月経が不順、月経量が多い、月経痛が強いなどの症状には、不妊の原因となる疾患が潜んでいる事があります。早くからその原因を把握しておく事が非常に重要です。

今から将来の妊娠に向けて、準備しておきませんか?
さらに詳しい検査を希望の方には、別プランも用意してあります。

プレコンセプションケアのご案内

プレコンセプションケア検診の流れ

  • 記録道NETからご予約をお願い致します。
    <初めての方はこちらからアカウント登録>からメールアドレスを入力して下さい。登録されたメールアドレス宛に、仮登録を行うためのURLが届きます。
    またあらかじめweb 問診票に入力をして頂きますと、初診時にスムーズに診療を行うことができます。
  • 初診時
    1. web 問診票の確認
    2. 医師による問診、超音波検査、血液検査
    3. 次回以降の受診や予約の説明
  • 結果説明
    約2週間後、医師による結果説明とカウンセリング
    (オンラインや郵送での結果説明も可能です)

プランのご案内

ベーシック

経腟超音波検査、子宮頚部細胞診、抗ミュラー管ホルモン(AMH)、クラミジア・淋菌PCR検査、各種感染症、甲状腺・内分泌機能、性腺ホルモン、栄養、各種血液検査(肝臓・腎臓・糖代謝etc)
オプションとして、将来の子宮頸がんのハイリスク群を判定するHPV型判定検査、またアミノ酸の一種で、増加すると卵子の質を低下させるホモシステインの測定、さらに子宮内膜の状態をカメラで直接確認する子宮鏡検査や、卵管の疎通性を確認する卵管造影検査もございます。

¥47,780

内診なし

ベーシックプランから、内診を伴う検査(経腟超音波検査、子宮頸がん検査、 膣内クラミジア PCR 検査、膣内淋菌 PCR 検査)を除いたプランです。内診に抵抗のある方も安心して受けていただけます。

¥41,240

カップル

ベーシックプランに加えて、不妊の大きな原因となりうるパートナーの精液検査や、感染症なども検査します。オプションとして、精子のDNA損傷を調べるSDF検査なども選択可能です。

¥62,340

カップルプランのoption検査

SDF検査:¥34,000
クラミジア・淋菌PCR検査(男性):¥5,500

シンプル

超音波検査での子宮や卵巣のチェック、母子感染を起こしうる感染症のチェック、子宮頸がん検査などを行います。

¥14,790

検査項目のご案内

BMI 痩せでは切迫早産、低出生体重児、児の将来の生活習慣病のリスクが上昇します。また肥満では、巨大児、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの合併症を引き起こします。
AMH (抗ミュラー管ホルモン) 現時点で卵巣機能の評価が可能です。卵巣にどれだけ卵子が残っているかを示し、早めに妊娠を目指す必要があるかどうかの重要な指標です。
経腟超音波検査 主に子宮と卵巣を調べます。子宮では子宮筋腫や子宮腺筋症の有無、また卵巣ではチョコレート嚢腫など不妊の原因になりやすい疾患の有無を確認します。
クラミジアPCR 感染による自覚症状に乏しい事が特徴です。治療せずに放置すると、卵管性不妊の原因になります。また流早産や、新生児の結膜炎や肺炎の原因になります。
淋菌PCR 流早産や新生児結膜炎などの原因になります。
子宮頸部細胞診 (子宮頸がん検査) 子宮頸部に細胞を採取して、異形成細胞や癌細胞の有無を調べます。
風疹抗体 妊娠初期に感染すると、先天性心疾患、白内障、難聴を引き起こします(先天性風疹症候群)。
梅毒 性行為感染症ですが、近年感染者が急増しています。妊娠中に感染すると、流早産、また出生後骨軟骨炎、また学童期には難聴、角膜炎など生じます。薬物治療が可能です。
HBs抗原 性行為、輸血、母子感染などで感染し、肝炎→肝硬変→肝がんと進行します。本人への治療に加えて、出産時は、母子感染予のため児にワクチンを投与します。
HCV抗体 抗体が陽性であれば、持続感染(キャリア)かどうかの精査を行います。適切な母子感染予防が必要です。
精液検査 (カップルの場合) 量や濃度、運動率などを測定します。運動精子が少ない場合は 人工受精や体外受精が必要になります。
診察ご予約は
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